2008年04月18日

左右対称の文字同士を鏡像アンビグラムにする3つの方法

以前、左右対称の文字同士をmirrorタイプのアンビグラムにするのは非常に困難であると書きました。それでも何とかしたいときはどうすればいいでしょうか。左右対称ではない部分を見いだせればいいのですが・・・

そういう時には次のことを考えてみましょう。何とかなるかもしれません。

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2008年03月11日

空条承太郎(0)

創作編の最後に重要なことを書いておきましょう。

今回いただいたお題の「空条承太郎」は3つのタイプそれぞれ完成させることができましたが、これは運が良かっただけです(MISDIRECTIONさんGJ!)。どんな文字列でもアンビグラムにできるとは限らないということは想像に難くないでしょう。

要するに、アンビグラムにできるかどうかは素材選びにかかっているということです。どういう文字列ならできそうと言えるでしょうか?

私は大抵の場合、「点画の密度が同程度のかたまりが対応付けできるかどうか」で判断します。「かたまり」とは、偏と旁を分解することもあるのでそのように表現しています。

たとえば、銀杏は「金」と「艮」と分け、「金」と「杏」を対応付けています。
聖夜は「聖」の上の部分と「夜」の下の部分を対応付けています。「王」となべぶたは点画の密度こそ違いますが、形状をみてできそうだと判断しています。

あとは特徴的な部分の形がしっかりしていれば余計な点画がついていても読めます。昨日と明日でいうと「日」の部分の形がしっかりしているので、「乍」や「月」がそれなりでも読ませることができます。

アンビグラムのアイディアをいろいろ見ていれば、どんな文字列ならアンビグラムにできるかわかってくるでしょう。


以上の説明は創造的手法ですが、別の手法もあります。

一文字単位で簡単に対応付けできる文字の組をいくつか知っている場合、単語のすべての文字についてその対応付けが可能なものを発見するという方法です。

めんつゆおだまきなどがそうですが、創作という意味ではつまらないですね。


以上でひととおり順を追っての説明はおしまいです。他にも何か知りたい事ややってほしいネタがありましたらどうぞ。
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2008年02月16日

空条承太郎-mirror(3)

(2) 条承太
中心の文字は決まっていますのでまとめてやってしまいます。
「条」と「太」の対応付けは、今回は(B)のほうを採用して進めてみます。

m-jojo-211.PNG

最初に「承」を作ってしまいます。

m-jojo-212.PNG

「木」と「太」の対応付けの準備として「条」と「太」の位置をずらしました。
「木」と「太」は単純な対応付けです。

m-jojo-213.PNG

最後に「夂」が残りました。どうすればよいかというと、「文字にも読める飾り」に仕立て上げればよいのです。読む方向と他のパーツとの関係で、文字の点画として見えるか、単なる飾りとして見えるか、脳内で自動的に補完されます。

まずはこうしてみましょう。

m-jojo-214.PNG

他の字画を利用すればより自然です。
残りの部分を処理するために全体で考えます。

m-jojo-215.PNG

全体を眺めてみると、「空」の傾き具合と「ク」の部分が似た雰囲気ですね。つなげてみましょう。

m-jojo-216.PNG

右側で文字っぽく見えないように、ちょっと巻いてみました。これでも「条」には見えますよね。
今回は最後の調整までやってしまいます。

m-jojo-217.PNG

飾り部分を立体的にしてみました。


inversion、totemと比べると、一番安定感があるでしょうか。もし「空条承太郎」のエンブレムを作るとしたらこれですね。

(3) おさらい
新たなテクニックをおさらいしておきましょう。
・いろんな対応付けを思い浮かべておけ(「条」と「太」)
・余った部分は飾りにしろ(「条」と「太」における「夂」)
・飾りは独立させずつなげてしまえ


以上で、空条承太郎編はおしまいです。


もうちっとだけ続きます。

(続く)
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2008年02月15日

空条承太郎-mirror(2)

(1) 空/郎
文字を並べてみるのは同じです。

m-jojo-201.PNG

上から対応付けてみましょう。位置や長さの調整もやり方は同じですね。

m-jojo-202.PNG

穴冠部分を決めてしまいましょう。

m-jojo-203.PNG

おおざとの省略はtotemでやりました。
残りの部分も一気に対応付けましょう。

m-jojo-204.PNG

inversionのときと同様に、「空」のバランスが悪いので傾けてみます。

m-jojo-205.PNG

「郎」も微妙な出来ですが、後で考えましょう。

続いて「条承太」を一気にやります。

(続く)
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2008年02月12日

空条承太郎-mirror(1)

「空条承太郎」をmirrorタイプで作ります。
縦型はinversionと似た感じになりますので、横型をやりましょう。

最初の分析は横型についてあまり考えていませんでしたので、もう一度考えてみます。

両端の文字から順に対応付けていきましょう。
「空」と「郎」は、inversionでもやったように字画の密度が同程度なので文字単位で対応付けます。
次に「条」と「太」です。inversionでは「条」を縦に分解して対応付けましたが、横型ではそのテクニックが使えません。ちょっと保留しておきましょう。
最後に「承」が中心にできるかですが、左右対称に近いので大丈夫でしょう。

ということで、「条」と「太」が何とかなればうまくいきそうです。どうすればうまくいくでしょうか?
次に考え方の例を示します。いくつかパターンを考えておいて、全体のバランスをみてどれを採用するか決めるのがよいでしょう。
また、いくつかの対応付けを思い浮かべておくことで、全体として考えたときに閃くことがあります。

(A) 「夂」と「大」、「木」と「、」
「夂」と「大」は両者とも左右のはらいがありますので、自然な対応付けでしょう。うまく形づくりできるかは別ですが。「木」は「*」の形にして大きさを調整すれば何とかなるかもしれません。星型なら「スタープラチナ」にふさわしいですね。

(B) 「木」と「太」、「夂」は・・・
「木」と「太」も形が近いので対応付けとしては自然です。しかし「夂」はどうすればいいでしょうか?こちらを採用したければ何とかしなければいけませんが、何とかなるのです。私の過去のデザインでも使っているテクニックです。


分析はここまでにしましょう。文字単位で対応付けることが決まりましたのでさっそく対応付けに入ります。

(続く)
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2008年02月11日

空条承太郎-totem(3)

(3) 最後の調整
前回できたものはこちら。

m-jojo-121.PNG

全体のバランスを考えると、上のほうが狭まっていますので、文字を中央寄りに傾けるほうが安定します。遠近感を出す感じですね。
あとは少々動きをつけてみました。

m-jojo-122.PNG

これで完成としておきます。比較的やりやすいお題でしたね。

(4) おさらい
新しいテクニックです。
・その文字の特徴を見つけろ(条の第1画目)
・雰囲気が出ていれば省略してもOK(郎のおおざと、承の3本横線)

文字の省略は、小さいポイント数で日本語フォントを見ると結構勉強になるのではないでしょうか。

以上でtotem編はおしまいです。


さらに引き続きmirror編もやってしまいます。

(続く)
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2008年02月10日

空条承太郎-totem(2)

(2) 承太郎
前にも述べたとおり、「承太郎」は「空条」よりも作りやすそうです。早速やってみましょう。

m-jojo-111.PNG

セオリー通り両端から進めます。くるりと丸めてこのような感じでしょうか。

m-jojo-112.PNG

おおざとではなくなりますが、全体としてとらえたときに読めれば大丈夫です。「太」はそのままで使うしかなさそうですので先に決定してしまいます。
ここで中心も決まったので逆方向にも攻めることができます。

m-jojo-113.PNG

「郎」のほうがバランスがおかしいですがあとで整えます。「承」の中央部分は縦棒×1と横線×3ですが、横棒を2本にして次のように対応付けできそうです。

m-jojo-114.PNG

1本足りなくなっても読めるので大丈夫です。大胆に行きましょう。
残りの部分は簡単ですね。

m-jojo-115.PNG

なんとか対応付けできました。
最後に少し調整します。

m-jojo-116.PNG

ちょっと「太」にも動きをつけてみました。
並べるとこんな感じです。

m-jojo-121.PNG

最後に微調整を入れましょう。

(続く)
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2008年02月09日

空条承太郎-totem(1)

「空条承太郎」をtotemタイプで作ります。
並べ方は最初に考えた通り。「空条」+「承太郎」でよいでしょう。

(1) 空条
totemは結局mirrorタイプの積み重ねです。以降の話はmirrorタイプでの創作でも共通してきます。
mirrorタイプで最も難しいのは、左右対称の(あるいはそれに近い)文字の形をどうするかです。左右対称の文字に対応付ける文字が左右対称から遠ければ、対応付ける文字の特徴を強調することで読みやすくなります。

m-jojo-101.PNG

「空」と「条」では、「条」のほうが左右対称から遠いです。特徴は第1画目の左はらいでしょう。まずはこの左はらいを強調しつつ対応付けます。

m-jojo-102.PNG

「空」のウ冠部分を決めてしまいます。

m-jojo-103.PNG

「空」の「八」の部分を対応付けます。「条」では交差している部分ですが、次のようにしておけばよいでしょう。

m-jojo-104.PNG

残りの部分は一気にやってしまいます。

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「空」のウ冠部分を整えておきましょう。

m-jojo-106.PNG

なんとか形になりました。無理やり読んでもらうしかないできですね。

続いて「承太郎」に移ります。

(続く)
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2008年02月06日

空条承太郎(7)

(4) 最後の調整
最後の調整はあくまで、「私ならこうしてみる」というデザインですので、参考程度にしておいてください。

さて、前回できたのがこちら。

m-jojo-5.PNG

「空/郎」が読みにくいと思われるので調整します。線の重なりを利用すれば読みやすくなることがあります。
「承」も左右の線のバランスを変えてみます。あまりしっくりこないのですが。

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これで完成としておきましょう。
単語に対する雰囲気としては、全体的に斜めになっているのがジョジョっぽい?「太」だけ見ればジョジョ立ちと言えないこともないかも知れません。

ほかにいじってみるとすると、

m-jojo-62.PNG

のように"JOJO"といれてみるとか、

m-jojo-63.PNG

のように「ゴゴゴゴゴ」とか、関連するものが絡むと楽しいですね。上の二つは作品としてのバランスがいまいちだと思いますが。

(5) おさらい
手順にそってポイントをもう一度。

・パーツの対応付けを見極める(「条」を「夂」と「木」に分解、など)
・点画の対応付けは端から過不足なく
・最初はバランスは気にしない(「空」と「郎」など)
・曲線をまるめて不足部分を作ってみる
・線の角度や位置は思い切って動かしてみる(「太」の右はらいなど)
・全体的な雰囲気の統一感を大事に(傾いた感じ)

ということでinversion編はおしまいです。


せっかくなので、引き続きtotem編へ。
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2008年02月05日

空条承太郎(6)

(3) 木/承

最後に中心部分を作ります。対象の中心を決める必要がありますので、両方並べてしまいましょう。

m-jojo-41.PNG

「承」の中から「木」を抜き出します。

m-jojo-42.PNG

「承」の左右にある画はあとで考えることにして、ちょっとわきに置いておきます。そうすると、「承」の頭の部分を点対称に作ることで、中心が決まりそうです。こんな感じにしてみましょう。

m-jojo-43.PNG

最後に、残りの部分を何とかしましょう。といっても、思い切って長くしてしまうくらいしかなさそうですね。

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ほかの文字は傾斜した感じになっていたので、それに合わせて傾けておきます。

m-jojo-45.PNG

最後にすべての文字を並べてみます。

m-jojo-5.PNG

ひとまず形にはなりました。

最後に微調整を加えます。

(続く)
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2008年02月01日

空条承太郎(5)

対応付けができたのでバランスを整えましょう。

m-jojo-31.PNG

「夂」が頭でっかちに見えるので、はらいをちょっと伸ばしましょう。

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「太」の右はらいをなめらかに。

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「夂」の上の部分をつなげる感じに調整しつつ、はらいをきれいに整えます。

m-jojo-34.PNG

今までの分をつなげるとこんな感じです。

m-jojo-35.PNG

「夂」の下に「木」が入ることを考えると、「夂」はちょっと大きかったかも知れませんね。これは全体ができてから調整しましょう。

続いて「木」+「承」で中心部分を作ります。

(続く)
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2008年01月30日

空条承太郎(4)

(2)夂/太
「条」の上半分「夂」と「太」ですが、「夂」は文字の一部分ですので、「空/郎」よりは若干高さを小さくします。「太」の高さもそれに合わせます。

m-jojo-21.PNG

「空/郎」のように端から作りたいのですが、どれを対応付けたらよいのか分かりにくいですね。こういうときは直線部分の対応をきっちり決めてしまいましょう。
「太」の横棒を「夂」のどちらのはらいに対応付けるか、になります。
まず、「太」の横棒には、それにクロスするように縦方向の線が2本重なっているものととらえることができます。これと同じ重なりの関係を作るには、「夂」の右はらいを中心に考えればよいことが分かります。よって、最初の対応付けが決定します。

m-jojo-22.PNG

画数が少ないのであとは単純ですね。「夂」の長いほうの左はらいと「太」の左はらいを対応付けます。

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続いて「夂」の短いほうの左はらいと「太」の右はらいです。角度は両者の中間くらいで。

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最後に残りの部分で対応付けは完了です。

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画数が少ないと、ちょっと崩しただけでも文字の認識率が下がってしまうのですが、文字列として認識してもらうことでカバーできます。それでも、一文字として認識できるに越したことはないのですが。

続いて微調整です。

(続く)
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2008年01月28日

空条承太郎(3)

引き続き形を整えていきます。
今度は「空」「郎」とも正位置で見てバランスを調整します。

m-jojo-11.PNG

「空」が左に傾いた感じなので、右に傾けてみましょう。

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やっぱりおおざとが小さいです。「空」が変にならない程度に大きくします。

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「郎」の「白」部分のバランスが悪いので「郎」としての認識率が悪そうです。「部」にも似ているのが災いしています。横線3本を等間隔に調子しつつ、細かいところをいじっておきます。

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ひとまず文字としては完成です。「ひとまず」と言っているのは、まだ「文字列として」調整の余地があるためです。デザイン全体としてのバランスのほうが重要ですからね。

次は「条」の上半分「夂」と「太」に移ります。

(続く)
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2008年01月23日

空条承太郎(2)

「空条承太郎」をinversionタイプで作ります。

形づくりの手順ですが、両端→中心と作っていけば過不足なく仕上がるでしょう。

(1) 空/郎
「空」と「郎」で対応付ければよさそうなのでまずは文字を書いてみます。片方は180度回転しておくとやりやすいでしょう。紙でも電子でもやりやすい方法でやりましょう。
第一段階は点画の対応付けです。

m-jojo-01.PNG

文字単位でも端からマッチングをとるのがよいでしょう。
まずは「空」のウ冠部分(部首は穴冠ですけど)と、「郎」でそれに相当する部分を抜き出してみます。

m-jojo-02.PNG

点画の位置や長さは、両者の中間になるようにとっておきます。隙間についても同様で、片方のみ線がつながっていないのであれば中間の幅の隙間にしておきます。
続いて「空」の「八」の部分です。

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右はらいは半分だけ。左はらいは下に伸ばし、「郎」のおおざとは下に縮めます。バランスが崩れますが、いったんは進めてしまいましょう。
「郎」のおおざとが中途半端だったので、「空」の穴冠をくるっとまるめておおざとっぽくします。
さらに、残りの点画からすると「郎」の左端の縦棒が余りそうなので、穴冠を伸ばしてしまいましょう。

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残りの部分のうち、直線部分はなんとかマッチングがとれそうです。

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「空」のほうのバランスが大きく崩れますが気にしない。
「郎」の頭の点だけが取り残されましたが、短めにくっつけておきましょう。

m-jojo-06.PNG

「空」に対しては余計な点ですが、他の部分が「空」と認識できれば問題ありません。
続いてバランスを整えます。

(続く)
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2008年01月21日

空条承太郎(1)

ではアンビグラムを作ってみましょう。

ひとまず紙に「空条承太郎」と書いてみます。この文字を眺めながら以下の作業を進めていきます(慣れれば脳内でできます)。

まずはどのタイプで作るかを決めます。
(1) inversion
(2) mirror
(3) totem

それぞれのタイプについて、(A)両端のマッチングと(B) 対称の中心(あるいは軸)、(C)残りの部分のマッチングの順にうまく定まるかを考えます。基本は文字単位での対応付けです。(1)〜(3)は個人的な優先順位なので、「mirrorタイプが作りたい!」という人はそちらから考えてみましょう。

(1) inversion
(1-A) 「空」のとなりに「郎」を180度回転して並べてみます。字画の密度は同程度なので文字単位で対応づけられそう。形についてもこれくらいの画数があれば何とかなりそう。
(1-B) 中心の文字は「承」。点対称に近いので大丈夫そう。
(1-C) 「条」と「太」は画数が違いすぎるので、「夂」と「太」で対応付けてみます。これが何とかなったとする(何とかするんですが)と「木」と「承」で中心部分を作ることになりますが、雰囲気が似ているので何とかなりそうです。
判定→○

inversionでいけそうなのでinversionで作ってみます。ここで、「条」を縦に分解してしまったので、「空条承太郎」は(基本的には)縦並びというのが決定します。

次回は形づくりに入ります。

(続く)


おまけ(というか、結構重要かもしれないお話)

ほかのタイプだとどういう判定になるでしょうか?

(2) mirror
文字数が多い場合は縦か横のmirrorタイプを考えてみます。
(2-A) 「空」と「郎」を並べます。字画の密度、形については(1-A)と同じ。横タイプは(1)よりは作りにくく、縦タイプは(1)と同じ作りやすさと判断します。
形づくりをしていくときに「小細工」が利くのは曲線部分と短い点画です。長めの直線部分をいじると文字の認識率が落ちます。よって、「小細工が利かない直線部分を重ね」たほうが作りやすいのです。
「空」では下の「工」の部分、「郎」では左上の「白」の部分が直線の密度が濃いといえるので、180度回転・縦反転したほうが作りやすそう、という判断になります。

ということで縦タイプのほうがよさそうということになりました。そうするとinversionで思考実験した結果とほとんど同じになります。

(3) totem
比較的文字数の少ない日本語では適用するケースは少ないでしょう。もしやるとすれば、「空条」が上、「承太郎」が下の二段組みでしょう。これは字画の密度から判断します。
うまくいくかの判断ですが、この場合は各段ごとにマッチングを考えます。
(3-A-1) 「空条」を考えてみるとすでに非常に困難であることが分かります。「空」を横反転して「条」にしたいのですが、そもそも「空」が左右対称に近いので反転しても「空」と読めてしまうのです(「条」から見ても同じ)。一応、完全な左右対称ではないので、違いを強調する用にデザインすればできないとは言い切れませんが。
「承太郎」については「空条」よりは難易度は低いかもしれません。「郎」が左右対称ではないためです。

他のタイプは別の機会に。
posted by igatoxin at 18:20| 神奈川 ????| Comment(0) | TrackBack(0) | アンビグラムの作り方 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年01月11日

アンビグラムの作り方

アンビグラム作りも一年半やってきて、それなりにノウハウも蓄積されてきたのかなと思っています。一人でやっているのもいいんですけど、世の中にアンビグラムを広めたほうが楽しいはず。

ということで、アンビグラムの作り方でも書いてみようかと思います。時間はあまりとれないんですが・・・

作っていく過程を実例を用いて説明予定です。途中のものを順次載せていくのがいいと思うので、言葉を募集します。日本語(漢字・ひらがな・カタカナ)希望です。英語なんかは他の人が書いているはずなので。
posted by igatoxin at 17:49| 神奈川 ?J| Comment(2) | TrackBack(0) | アンビグラムの作り方 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする